カマルミで使うお米、バスマティライスのお話。
ちょっと長くなりそうですが、興味のある方はどうぞ。
バスマティライスはインドやパキスタン原産の香り米
長粒米とも呼ばれます。長粒米は、世界的には、シェア70%とも言われています。写真を見ると、日本米と比べてかなり長いのがわかりますよね。
日本米と比べての特徴は、水分量が少なく、粘りは少なく、パラリした食感に炊きあがります。
これがカレーと合うんですね。どっちがおいしいと言うのはナンセンスで、逆のこれでお刺身をいただくのはあまりよろしくない。それぞれのよさがあり、料理に合わせて選択するのが上手なお米とのつきあい方でしょう。
健康とバスマティライス
ダイエットの話でもとりあげられることがあるのがバスマティライス。
比較すると
日本米: 約156kcal/100g
バスマティライス: 約121-130kcal/100g
という数値がよくとりあげられます。GI値も低めです。
でもちょっと待てよ、と僕は思っています。カロリーを語る人は、「かさの違い」を加味してません。
同じ100gの米をたいても、日本米に比べて約1.2倍くらいのかさのバスマティライスが炊きあがります。
満腹度、満足度に「見た目」は非常に影響が大きいです。
同じ量盛っても、重さ(カロリー量)は約8割ということです。
一皿食べたという実感は残りやすいので、より摂取量を減らせるというわけです。
炊き方の問題もあります。
おそらく、カロリー比較では炊飯器で炊いた場合が比較となっていると思います。
バスマティライスには「湯取り」という炊き方があります。
米を鍋で煮て、お湯をこぼして蒸らすという炊き方です。煮たお湯をこぼしてのぞくので糖質がここでも少なくなります。湯取りでのカロリー数値をどなたか専門家の方、していただけないでしょうか?
この「湯取り」とてもカンタンで、割と大雑把にやってもOK。
よくバスマティライスはうまく炊けない。炊飯器で失敗したという話も聞きますが、僕はずっとやってきた湯取りで炊き損じたことは一度もありません。
家では、小鍋でやってましたがカマルミの厨房では、大きな鍋で多めのお湯で茹でます。
すると、よりおいしく炊きあがります。
茹でるとき、一粒ずつが鍋の中で踊って、パラパラになるんですね。
炊きあがりも、長いのに日本米のように立ちます。
体験的な話をすると、飛躍的にスパイスカレー比率が高くなったこの3年間で体重が約3キロくらい減りました。
バスマティライスの恩恵があるんじゃないかと思っています。BMIの健康体重域をクリアしました。
ダイエットはしてきたんですが、よくいう「停滞期」がずっと続いていて、どうやっても、体重が減らないままが10年以上。そこから、このライスも減量の最後の一押しに役立ったのではないかと思っています。
奥さんの作りまくるおいしいスイーツ食べまくっての減量成功。
素材を選んでいる、奥さんのレシピゆえなのかなとも思います。
カマルミのライスの量
カマルミの一皿はライス180gにしました。
CoCo壱や多くのカレーショップの一人前は、180〜200Gです。
標準の量から言うと、少なめと思うかもしれませんが、カマルミのカレーは
付け合わせの基本3種がつきます。そのボリュームも加えると
一人前として、適宜ではないかと思っています。
昨今、日本米不足でスーパーの日本米が棚からすっかりなくなるということが起きました。
そんな時でも、イスラム横丁のバスマティライス売り場は元気なまま。
日本の家庭では、あまり使われていないのがバスマティライスです。